健康

タバコがカラダに及ぼす影響 【自分の楽しみと他人の苦痛と】

miyaはんです。

G20が終了し、国内のニュースは改正健康増進法について取り上げられて

います。

受動喫煙による健康障害を防ぐための新たな法律の施行です。

関連画像

【タバコのけむり】

  1. 主流煙  タバコを吸う人が直接吸い込むけむり
  2. 副流煙  火のついたタバコの先から立ち上るけむり

※ 副流煙にも有害物質が含まれます。

一酸化炭素主流煙の4.7倍
ベンゼン主流煙の10倍
ニコチン主流煙の2.8倍
タール主流煙の3.4倍
アンモニア主流煙の46倍

 

【受動喫煙とは】

 自分の意思とは関係なく副流煙を吸い込んでしまうこと

関連画像

【受動喫煙のカラダへの影響】

がんや脳卒中、虚血性心疾患、呼吸器疾患などの

さまざまな病気のリスクが高くなり、

さらには妊婦や赤ちゃんにも悪影響を及ぼす。

 

じゃあ、煙の出ない電子タバコだったらよいのでしょうか?

タバコは「百害あって一利なし」的な状況でしょうか?

タバコの効用ってないのでしょうか?

少し調べてみました。

 

タバコの歴史

タバコは、ナス科のタバコ属の植物を原料としています。

タバコ属ってあるのですねー。

15 世紀末、アメリカ大陸ではすでに「タバコの文化」があります。

その喫煙スタイルは、3つありました。

  1. 吸う(=喫煙)……「タバコ」の葉を燃やして、その煙を吸う
  2. 噛む(=噛みタバコ)……口の中で、ガムのように「タバコ」を噛む
  3. 嗅ぐ(=嗅ぎタバコ)……粉状にした「タバコ」を、鼻に付けたり、吸い込む

 

コロンブスのアメリカ大陸発見により、タバコもヨーロッパに伝わります。

「コロンブス イラスト」の画像検索結果

当初、観賞用の植物であるとともに、薬草としてとらえられていました。

しかし、次第に喫煙の風習が広まり、嗜好品として流行しました。

 

日本には、1500年代に伝えられました。

徳川家康にスペインの修道士から贈られ、「徳川家康 イラスト フリー」の画像検索結果

以降庶民の嗜好品として独自の発展を遂げました。

今、NHKで「雲霧仁左衛門」というドラマが放送されています。

主人公が銀細工が施されたキセルを使用して、

美味しそうにタバコをくゆらせる「キセル イラスト フリー」の画像検索結果

映像が印象に残ります。

miyaはんのおばあさんもキセルできざみタバコを吸っており、

火鉢の端にカンッといきおいよくキセルを打ち付けて、

吸い殻を落としていました。

なぜか、そのカンッがかっこよくて、おばあさんが好きでした。

 

タバコの効能

タバコに含まれるニコチンは、

情報伝達物質の遊離を促進する作用があります。

この伝達物質には、ドーパミン(快感)・ノルアドレナリン(覚醒)・

アセチルコリン(覚醒)・パゾプレッシン(記憶力向上)・

セロトニン(気分転換)などがあるのですが、

中でも多く遊離が促進されるのが、βエンドルフィンで、

不安感を取り除き、充足感を高める快楽物質です。

つまり喫煙は興奮・覚醒作用と、不安感を取り除き充足感を高める作用が

あることがわかります。

たばこの吸いすぎが体によくないのは、

情報伝達物質の遊離がニコチンによって促進する状態が、

常の状態となってしまうと、自分の力で情報伝達物質を遊離する自分の力が

弱くなり、ニコチンに依存してしまうからです。

ニコチンはヘロインやコカインよりも依存性の強い物質で、

依存症になってしまうと、中止することが困難な物質と言われます。

 

吸う、吸わないは自己選択 人生を真剣に考える

英国のデータによると、70歳時点の生存率をみた場合、

タバコを吸わない人が81%なのに対して、タバコを吸う人は58%で、

タバコを吸うだけで生存率が23%も低くなっています。

また、以前見たテレビ番組で、死亡後の肺の状態を喫煙者と非喫煙者で

比較した映像を見たことがあります。

喫煙者の肺からは、真っ黒いタールがポタリと落ちていました。

でも、人によっては、興奮・覚醒作用と、

不安感を取り除き充足感を高める作用を期待して、

仕事を終えて一服することも必要なのかもしれません。

結局のところ、どんな風に人生を送りたいのか、の考え方の選択になります。

だから、吸う吸わないは個人の選択。

しかし、周囲の環境への煙の影響はなくさなければなりません

吸う権利があると同様に、受動喫煙を避ける権利もあるのですから。

なので、今回の法改正は「マナー」から「ルール」への変更なのですね。

街を歩いている時、煙が洋服や髪についてしまうことがあります。

これから人と会う時、大勢の中に入っていかなければならない時、

意識が煙の匂いに引っ張られて、集中できなくなることがあります。

楽しむことは自由だけれど、行為の結果の煙までも

責任を持って処理してくださいよ、ということでしょうか。

 

ヘッドホンから漏れる大音量、大量につけたお気に入りの香水、

などなど、自分の楽しみが他人の迷惑になっていることが、

世の中には多いです。

周囲への配慮、と書くと窮屈な印象ですが、

自分の楽しみを存分に味わうための工夫、という感覚が大事かも。

miyaはんも、テレビやDVDの音量に注意したいと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

小さな楽しみに満足しながら過ごしていきたいですね!(^^)!

 

 

 

 

 

 

 

ABOUT ME
miyaはん
日本在住の50代女性です。 50歳の誕生日に思い立ち、大学院で学びはじめました。研究にとりくむ傍ら、予備校の講師として仕事する毎日です。これからの人生の輝きを保つための心身の健康づくりをテーマに書いていきます。