災害

台風通過後のマネジメント【管理職の役割】

miyaはんです!(^^)!

ご訪問いただきましてありがとうございます。

 

台風19号は、甚大な被害をもたらしました。

現在も河川の氾濫が続いており、住宅浸水や浸水による孤立が報道されています。

被害に遭われている地域の皆さまの安全が確保されますように、

また、寸断されているライフラインの早期の復旧を祈ります。

 

教育・医療・福祉・行政・生活など、公民の区別なく、役割を持ち活動を展開する組織で社会は構成されています。

災害発生後の管理職には、「組織の活動が災害の発生前と同じように展開できるか」の視点が求められます。

自然災害が発生した折、組織の動きのあり方、組織を動かす管理職の対応を、過去の経験からまとめます。

 

従業員の安否を確認する

言うまでもなく、組織は従業員で構成されています。

今回の台風は、同じ地域によっても土地が低い場所は冠水し、高い場所は水の被害は受けていません。

また、周囲にさえぎるものがない場所で突風が発生した場所は風の被害があり、高い木々に囲まれている家は屋根の瓦も吹き飛ばされずに済んでいます。

 

つまり、地域の中でも被害の大小がはっきり分かれています。

 

人間は、自分の周囲に被害が及んでいないと少し安心して、すべての基準を自分の状況で考えがちです。これはごく普通のこと。

しかし、だからこそ組織を動かす管理職の方は、従業員がおかれている状況を把握する必要があります。

被害を受けている側は、目の前の状況に精一杯で組織のことまで頭が回りません。

もしかしたら、怪我をしたり避難所で過ごして体調を崩したりしているかもしれません。

 

まずは、従業員が通常通りに出勤できるのかどうかの現状把握が必要です。

何も被害がなければ、言うことなし(*^^)v

被害が発生していれば、出勤できない従業員の分のカバーを考える。

 

「安心して働ける組織」の実現は、管理職の行動からも発生するものです。

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地域の被災状況を把握する

お店を開いたり、会社の営業活動を再開する際に、

地域の被害を把握しましょう。

当然のことながら、ライフラインの停止や、道路冠水や損壊による物流停止が発生している場合は、活動再開のタイミングが重要です。

特に、水の被害の影響は、時間の経過でどんどん変化します。

ダムの放流で河川の氾濫が拡大し、道路冠水の範囲が変化し、物流に影響します。

浄水場に汚水が流れ、機能が停止し、上水の提供がストップします。

山に蓄積された水分が、鉄砲水となり突然吹き出し、二次災害が発生します。

脅かすような状況を次々と挙げておりますが、

いろいろな視点で冷静に想定して、「こうなる可能性があるからこうしよう」とある程度の対応を考えておくことも必要です。

発生する前に想定することで、混乱を低減することができます。

従業員の安全を守るばかりではなく、お客様の安全を守りお客様に安全情報を提供すること、それが信頼につながります。

 

 

営業再開時には、労う

災害発生後に初顔合わせをした時は、無事を確認するとともに、出勤してきたことに対して労いの言葉をかけましょう。

具体的な被害がないことが、明らかにわかっていても、労いの言葉をかけましょう。

もしかしたら、従業員本人には被害がなくとも、従業員の実家や親せきに大きな被害が発生しているかもしれません。

その心配を持ったまま、出勤しているかもしれないのです。

本当は、実家に駆けつけたいのに、言い出せなくているかもしれません。

無事に出勤してきたことを労い、通常通りに仕事に就くことができるのかの言葉をかけましょう。

 


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ここまで、読んでいただきましてありがとうございました。

自然が原因で発生する災害は、時間の経過とともに状況が変化します。

土地に流れる時間の速度と、人間社会の時間の速度が異なり、日々の天候の影響も受けることから、二次災害が発生したり体調を崩す誘因となります。

まずは、安全を確保し、体調を整えること。

一人ひとりが自分の命と健康に責任を持つ行動をとることが大事です。

でも、必要な時には遠慮せず助けを求めること。

 

 

被害がこれ以上拡大しませんように。

 

 

 

ABOUT ME
miyaはん
日本在住の50代女性です。 50歳の誕生日に思い立ち、大学院で学びはじめました。研究にとりくむ傍ら、予備校の講師として仕事する毎日です。これからの人生の輝きを保つための心身の健康づくりをテーマに書いていきます。