miyaはんです。
今回は「50代からのキャリアアップは可能か」を考えます。
miyaはんが転職する時、銀行で給与振込口座の手続きした際に
「すばらしいですねー。キャリアアップのための転職なんですね」
と、言われました。
その時は、口座の残高がものすごく気になっていて、行員さんから言われた言葉もあまり気にせず、そそくさと銀行を後にしたのですが、時間が経つほどに「違和感」が大きくなっています。
「キャリアアップするための転職」???
どういうことだろう。
友人は上司とソリが合わず「退職願を出した」とメールがきました。
他社から良い条件でオファーを受けている、「あなたのキャリアをわが社で活かしてほしい」と言われた、今日会って直接話を聞いてくるから!と勇んで出かけていったものの、
どうやら人手不足解消のための一時的な雇用で、キャリア云々の話も眉唾だったということがわかり、がっかりしていました。
50代を新規雇用する側が求めているものと採用される50代が持っていたいキャリアとは合致するのでしょうか。
1.より高い地位や高給を目指した転職
友人は、ずばりこのパターンです。
「履歴書に書けるような学歴や職位はないけれど、私がずっとやってきたことを評価してもらっているようだから」と言っていました。
しかし、蓋をあけてみたら平社員での一時的雇用。
今となっては契約しなくてよかったねーという結果でした。
甘いといえばそれまでですが、よくあるお話ではないでしょうか。
採用される側は、最大の期待値を持ち説明を聞きます。
一方、雇用する側はできるだけ人件費を抑えつつ、しかし現場の人手不足を早期に解消したい。
互いに発する言葉のイメージと聞く耳のフレームワークが微妙にずれているにもかかわらず、「良いお話」とか、「ご縁があって」という言葉に惑わされて会話が成立しているように感じてしまう。
今回友人に起きた出来事から学んだことは、
企業側がそれほど個人の経歴を評価しているのであれば、もっと早くに「ヘッドハンティング」されているはず。
よくよく話は冷静に聴くこと、契約書の内容を現実的な目で見ること、が必要です。
しかし、より高い職位と給与は人生を確かに豊かにします。
この動機づけは大事です。
だから、それなりに努力して履歴書に書ける成果(資格取得とか)を残す必要があります。
客観的な指標がなければ、見ず知らずの50代に高給を払う会社はありません。
50代に限らず、ですね。
2.人脈づくり
数十年のキャリアは、豊かな人脈を築いているはずです。
50代ともなれば、友人知人はそこそこのポストに就いているでしょう。
ちょっとした研修会や会議に出向いても、どこかでお目にかかったことのあるお顔ばかりではないでしょうか。
ここで、ご挨拶と近況報告ができるか否かで人脈の広がり方が違ってきます。
miyaはんも口下手な方ですが、知ってるお顔があると近づいてとりあえずはご挨拶をしています。
最初は共通の友人の近況から始まり、今自分が所属している組織のことや現場の課題など徐々に話題が広がります。
そのうちに、友人から別の人の紹介があったり主催者に紹介してもらうなど、「ヒトがヒトを連れてくる現象」が発生します。
一つの研修会や会議で、新たな人脈が一つでも開発できれば1年間に数件の仕事依頼も期待できます。
もしかしたら、新たな転職先の紹介もあるかもです。
3.取得する要件を絞り込む
人生の半分を過ぎています。
残された時間を意識して、あまり手を広げずにこれまでの経験にレバレッジをきかせましよう。
興味のあることと、効率よく短期間で取得できる資格を見極めて、さらに取得した資格をどのように活かしてどこに着地するのかを計画しましょう。
決めたらあとはやるだけです。
やっぱり無理かもとか、どうせ自分は、なんて思う時間があるのなら関係する本を1冊でも読む方が前進できます。
一度決めたら行動してみる。
決めても行動が遅れると、「できない理由」をあれこれ考え始めるのが人間です。
上司のせいにしたり、環境のせいにしたり、家族のせいにしたり。
しかし、何でも自分のせいです。
行動を起こしても、起こさなくとも、自分のせいです。
少なくとも、行動を起こせば新たな世界が見えてきます。
ぐずぐずしている閑はありません。
新たな時代とともに、新しい自分を創っていきませんか?
まとめ
50代でもキャリアアップは可能です。
しかし、他の年代と同様に努力なしでは何も望めません。
客観的な評価が得られるような形の成果を求める、人脈を創る(信頼を積み上げる)、目指すものを具体的にイメージするなど、行動することが成果に直結します。
もう50だから…なんてあきらめず、興味のあること、欲しいものを手にするために今日から始めてみませんか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
皆さまが夢に向かって日々一歩ずつ近づいていきますように!(^^)!