自己実現

50代は“ていねい”がキーワード

miyaはんです。

50代の方が書く文章を読むと、“丁寧”という言葉がよく出てきます。

“丁寧に生きる”とか“丁寧に暮らす”など。

miyaはんも共感しており、なぜ50代に“丁寧”が好まれるのか考えてみました。

50代は、それまで積み上げてきた人生の充実を実感できる一方で、心身の機能低下の自覚が始まる年代でもあり、心身の不調からくる言いようのない不安感に悩まされる時期です。

それまでコントロールできていたことが、最初は“微調整困難”から始まり徐々に“微調整不可”へと移行していきます。

その結果、何もないところでつまづいて転倒したり、気づかぬうちに脂肪が大量についてしまったり、人と会うのが面倒になっている自分がいます。

時間に追われて夢中で仕事に没頭してきた30代40代の自分とは違う自分であることを確認する意味で、“丁寧”な過ごし方を考えるのではないでしょうか。

50代の“ていねい”とは、「ゆったりゆっくり、来し方と行く未来を確かめる」作業なのかなと思います。

「行く末」とは言いたくないのです。

「末」は「終わり」を連想させるから。

50代であっても、60代であっても、「未来」はありますし「未来」は「期待」や「希望」につながるワードであってほしいから、

「来し方」と「行く未来」です。

「来し方 行く未来」で確認することを考えてみました。

 

1.これまでのこと 

先ずはお仕事、そして人間関係、さらに資産でしょう。

【お仕事】

数十年をかけて積み上げてきたキャリアの内容を振り返ります。

履歴書に書けるもの、書けないけれど人に誇れるもの。

  1. 取得した資格は何があるのか
  2. 客観的評価を得てきた業績
  3. 会社に貢献した活動   など

キャリアの棚卸し、と言うことができそうです。

 

【人間関係】

生まれてから現在までほんとに沢山の方のお世話になってきました。

「新訳 アヴェロンの野生児 ヴィクトールの発達と教育(野生児の記録)」 J.M.G.イタール 著 中野善達 訳

この本では、1799年フランスのアヴァロンの森で発見された12歳の少年が医師イタールに引き取られ教育を受けた発達の経過が報告されています。

少年は一定レベルの知性を獲得できましたが、人間の言語の習得には困難を極めました。

この本を読むと、自分が生まれてから「人間社会の中でヒトとして教育を受けてきたこと」の価値を改めて認識します。

そして自分が求めればより良い人間関係が形成されていくこと、人間関係の一端には必ず自分の存在があることも確認できます。

親や兄弟、友人、職場の人々、と、なかなかにわがままな自分。

来し方の人間関係を振り返る時、「ほんとにどうもすみません(-_-;)」と心の中でつぶやきます。

 

【資産】

築き上げた財産全般で、知的財産、土地、家屋、貯金など、一人の人間が50年で手にするもの、その価値をどう考えますか?

例えば、住宅を例に考えてみます。

総務省統計局の調査(2018)によると、50代の持ち家率は85.6%うちローン完済が47.6%です。

人口減少が進む地域では、空き家も問題となっており、これからの人生を考える時、住処として何に価値を置いて設定するのか周囲の環境をよく観察して選択する必要がありそうですね。

 

2.これからのこと 

人生のピークはこれからです。

がむしゃらに過ごしてきたこれまでとは一線を引いて、自分は何に価値を置くのかをじっくり確認できるのが50代です。

昇進や昇給など、いわゆる他者評価で、ある意味「動かされてきた」30代40代とは異なる、自分軸で人生における価値の順位付けを再考できる世代ですね。

そして、自分軸の価値観に従って行動を起こすことができるのも50代でしょう。

心身の変化も認めながら、環境を選択し新たにチャレンジする体力もある、それが50代だと思います。

そして、社会全体の動きや結末もある程度読めるようになっているので、自分のチャレンジに必要な体力やコストがを予想した上で行動できます。

つまり、チャレンジそのものをある程度楽しみながら進めていける余裕が50代にはあります。

ある調査によると、50代のチャレンジとして

  1. 新しい趣味を始める
  2. 海外旅行
  3. 資格取得

が挙げられていました。

皆さん、人生を楽しんでいるなーという印象を持ちます。

大がかりな内容ではなくても、たとえば

  1. 家族に出す夕食メニューを10種類開発する
  2. 地域のボランティアに参加してみる
  3. 毎日のウォーキングのコースを3種類増やしてみる

など、身近なチャレンジもありですよね!(^^)!

 

3.楽しみながら生きるために 

心の充電は特に“ていねいさ”が必要です。

“ていねいさ”の目標は、

いつも「好きな自分でいること」

その為に何が必要かを書きだしてみます。

miyaはんは、

  1. 美容室のヘッドスパ
  2. 季節に合った服選び
  3. リラクゼーション(温泉、サウナ、マッサージ)♡
  4. 自然の中のウォーキング
  5. 一日の終わりのワイン  です。

心身をゆるませて癒して、空っぽにしたら、

よーし、明日もいっちょやってやるわい!と根拠のない元気と自信が生まれます。

それでよし、と思います。

小さな心地よさと満足の積み重ねで、これからの人生も前向きにさらりと進んでいきたいという思いを再確認できます。

 

皆さんは、日常の中で何を“ていねい”にされていますか?

 

 


ここまで読んでくださりありがとうございます。

サイトのご訪問に感謝いたします。

小さな満足が一つずつ増えていきますように!(^^)!

 

 

 

 

 

ABOUT ME
miyaはん
日本在住の50代女性です。 50歳の誕生日に思い立ち、大学院で学びはじめました。研究にとりくむ傍ら、予備校の講師として仕事する毎日です。これからの人生の輝きを保つための心身の健康づくりをテーマに書いていきます。