miyaはんです。
田舎で育ち、この季節の山菜が大好きです。
小さい頃は、休日になると親せきが集まり山菜とりに出かけました。
採ったばかりの山菜を、現地で調理して、
持参したおにぎりでいただくと、
子どもの味覚なのに「美味しいなー」と箸がとまりませんでした。
もちろん、野山で食事をする解放感や
いとこたちと走り回った後の空腹が
より美味しさを引き出していたのだと思いますが、
50代になっても、美味しい記憶は鮮明で、
山菜の季節になると、そわそわ落ち着かなくなります。
miyaはんの大好きな山菜と調理法を紹介します。!(^^)!
1.根まがり筍 焼いてよし、天ぷら、味噌汁♡
根まがり筍 (ネマガリタケ)ってご存知ですか?
根本が直径3センチ、長さが20センチ程度の細いたけのこです。
有名なのは、山形県の月山に自生する“月山筍”と言われるブランドです。
月山の雪深い山奥に育つこのたけのこは、
独特の食感と風味と甘味があります。
毎年、お取り寄せで新鮮な根まがり筍が届きます。
まずは網焼きで、皮にうっすら焦げ目がつく程度焼いて
アツアツをいただきます。
塩をぱらりと振っても、生姜醤油でもわさび醤油でもよし。
ほんのり山の木々の香りと、焦げた香りが混ざり、
食感はホクホクに近く、噛みしめると甘味が出てきます。
グリルで焼いても、また、オリーブオイルをさっとかけて
オーブンで焼いても風味豊かな味わいです。
次は、天ぷらです。
この時期和食のお店に行くと、天ぷらメニューでいただくことができます。
ホクホクして甘味が増します。
熱いうちが美味しいです。
冷めたら、天ぷらを卵でとじてだし醤油で煮ても美味しいですよ。
そして、お味噌汁ですね。
小さい頃の山菜とりの思い出は、
親戚みんなで採った根まがり筍の皮をはいで、
たき火で沸かしたお湯に入れ、だしとお味噌を溶いて
つくったお味噌汁です。
まだ肌寒い季節に、アツアツの根まがり筍のお味噌汁を
みんなで野原でいただく
幸せな思い出です。!(^^)!
2.コシアブラ 天ぷら!
コシアブラは、“山菜の帝王”、“山菜の女王”
(ま、どちらでもとにかくスゴイ)
と呼ばれるほど、人気のある山菜です。
コシアブラの木の芽の部分を食用として採ります。
もともとタラの芽やウドと同じ、ウコギ科の木です。
コシアブラの名前の由来は、
この木から樹脂を絞っていた歴史からきています。
天ぷら以外には考えられません。
揚げたてをいただくと、サクサクとした食感とほんのり山菜の苦みと
コクが感じられます。
塩をふりかけても、大根おろしで天つゆでいただいても美味。
鼻からぬける、青葉の香りが、
身体の中をキレイにしてくれるような気持ちになります。
天ぷらなので、食べ過ぎには注意ですが、
ただの木の芽なのになぜこんなに美味しいのだろうと思うくらいに、
こちらも箸がとまりません。
3.わらび 漬物でも、たたきでも、味噌汁でも!
わらびです。
日本人の大人なら、誰もが一度は口にしたことがある山菜ではないでしょうか。
最近、“わらびの1本漬け”なるものをお取り寄せしました。
噛んだときの、わらびのとろりとした食感とお醤油の香りで、
ごはんが進みます。
わさびを少しつけても美味しかったです。
細かく刻んで、ねぎとあえて、お豆腐にかけたり、
ななめにカットして、おそばの上にのせたり、
いろいろ楽しみました♡
あとは、【わらびのたたき】
- 生のわらびをアクぬきする
- ゆでる
- 麺棒で軽くたたく
- ねばりが出てきたら、カットする
- おろしショウガをのせて醤油をまわしかけていただく!(^^)!
味噌汁も美味しいですね。
わらび単独でも美味しいし、お豆腐と一緒に作っても風味を楽しめます。
そのほかにも、タラの芽やギョウジャニンニクなど
とても美味しい山菜があります。
どれも、冬眠から覚めた熊も狙うほどに栄養豊富です。
山菜の持つ苦み、エグみは、体内の余分なものを排泄する
デトックス作用があり、身体の細胞を覚醒させると言われています。
春先にいただくのも、冬に機能低下した身体を目覚めさせるという意味で、
理にかなっているのですね。
なるべく自然のものを身体に取り入れ、自然のサイクルで
養生を心がけたいものです。
歳を重ねるほどに、身体も心も自然に帰っていくのかもしれません。
明日は、八百屋さんで山菜を探してみよう!(^^)!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
旬のものをいただいて、養生してまいりましょう!(^^)!