miyaはんです!(^^)!
ご訪問いただきましてありがとうございます。
朝晩の冷え込みが、日々厳しくなってきました。
もともと冷え症なので、レッグウォーマーや腹巻きを活用したり、カイロを使用しています。
しかし、ここ数年の冬場は加齢による代謝の低下もあり、冷えが常態化しております。
カラダの冷えは臓器の機能と免疫力の低下を招き、多くの余病を併発します。
日本人は、縄文時代から温泉に関わり、湯治などの独自の入浴法で健康を維持してきた歴史があります。
小さい頃、祖母は毎年夏と冬に1週間の湯治に出かけていました。
“土用の丑”の湯治と“寒”の湯治でした。
うきうきした様子で、湯治の荷物を準備する祖母に、
「山の中のお風呂に入りに行くのに、なんでそんなに嬉しいの?」
と聞いたことがあります。
祖母は、
「このお風呂に入って、ゆっくり養生するとね、病気にならないカラダができるんだよ」
と言ってました。
今考えると、暑さにも寒さにも抵抗力のある、つまり自然治癒力や免疫力のある心身を創る、目的の湯治であったことが理解できます。
祖母の行った湯治場の泉質は、強い硫黄泉でした。
なので、1日の入浴回数・1回の入浴時間も制限があったそうです。
温熱効果で、血流が促進され、新陳代謝が促されます。
新陳代謝が促進されることで、全身の細胞に新しい酸素と栄養分が行きわたり、老廃物のデトックスにつながります。
さらに、リラックスすることで自律神経のバランスが整います。
温泉成分による効果も期待できます。
皮膚は最大の臓器と言われますが、
肩まで湯に浸かり、皮膚から温泉成分が吸収され、全身の細胞に運ばれます。
また呼吸からもその成分が体内に取り込まれます。
既に、温泉入浴に関する科学的な検証結果が出ており、
唾液の酸化還元電位の測定や血液検査による抗酸化力測定において、
温泉入浴による抗酸化物質の摂取が報告されています。
温泉はなぜ体にいいのか 松田忠徳著 平凡社
この本の最後に貝原益軒の温泉養生訓も紹介されています。
貝原益軒によれば、
- 空腹で入ってはいけない
- 汗が出るほどの長時間、浴槽に浸かってはいけない
のだそうです。
奥様と共に半月かけて湯治をしていた記録もあり、
著者も書いていますが、
仲良し奥様との旅行が、湯治効果を何倍にも増幅させる要因と推測されます。
この年末、仲良しグループで、またご夫婦で、ご家族で、
はたまた、お一人様で、
山の中の、自然に囲まれた温泉に浸かりに行ってみませんか?
ここまで読んでいただきましてありがとうございました。
今日は、帰路にある町民温泉でサウナに入っていこう!(^^)!