miyaはんです。
五月晴れの朝日がまぶしいです。
久しぶりに訪れたお店で気持ちのよい時間を過ごすことができました。
オーナーは60代の女性です。
あと10年後、私もこんな風に生きていたいなーと思わせる方で、
そういえば、そういう先輩たちが他にもいることに気が付きました。
今回は「周囲にいるお手本にしたい先輩たち」をまとめてみます。
1.笑顔と受容でほっとさせる人
ふと思い立ち数年ぶりに立ち寄ってみたブティックのオーナーさんです。
お洋服を購入する予定もなかったのですが、思い出してお店に行ってみました。
ベルのついたドアを開けるとすぐに「いらっしゃいませー」の声とともに、
出迎えてくださいます。
そして、「あらーmiyaはんさんお元気そう!」というお言葉。
名前を憶えていてくださった!(嬉)
数年ぶりに行ったのに、嬉しくてこちらも「ずっとご無沙汰ですみません」と、
素直になれてしまいます。
そして、「お仕事忙しいんでしょ?頑張っているのねー。すごいわぁ」と。
いや、それほど頑張っているとも思えない日々ですし、どちらかというとがっかりしたり落ち込んだりする日の方が多いのですけど、笑顔で褒められてしまうと心もゆるりとほぐれていきます。
温かいお茶を出されて、「今はこうでああでこんなことで…」とつい近況報告が始まり、愚痴に変化しそうになるのですが、
「そう、でもmiyaはんさんなりに精いっぱいやっているんでしょ? その結果なのだからいいじゃない?」と。
全受容です。
そう言われると「そうだよね、あの時はあの時で精いっぱいのワタシだった」と自分を許せずに苦しんでいた過去の自分がいたことに気づいて、頑張っていた自分を認知することができるのです。
家族や職場の同僚や友人にも言えない (言えてないことに気づいていない) 心のオリのようなものが解けて流れていくのがわかります。
日々の生活と時間的にも物理的にも距離がある人生の先輩の言葉って温かくて素直な自分になれます。
ネイルで指先を整え、よく似合うコーディネートでおしゃれを楽しみ、ゆったりと時間を過ごす姿に、年月を重ねることも悪いことばかりじゃないなと思います。
2.仕事への情熱を示してくれる人
miyaはんの現在の上司です。
miyaはんが自分でも気づかない “伸びしろ” にどんどんアプローチしてきます。
アプローチも「指示」や「命令」形ではなく、
「気づいたら取り組むことになっていた」的な高度なテクニックで仕事を振ってきます。
しかも「気持ちよく取り組むことになっている、なぜか」のです。
不思議。
職場での発言や行動に対して注意されたことは1度もないので、
逆によく考えて慎重に根拠をもってふるまうようになります。
(そうは言っても、まだまだ若輩者なので、うまくいかない時もありますが)。
学生に教える技術も、教育に対する考え方もとても深くてお手本にしています。
そして、miyaはんが最も尊敬しているのは、
仕事にかける情熱です。
30代から50代がメインの職場で、毎日最後に仕事を終えています。
それは、職員からの相談はいつでも受けて解決の道筋が見出せるまで付き合うし、自分授業準備も怠らず、対外的なお仕事も数多く引き受けているから。
50代のmiyaはんが「体調云々」でぐずぐず言ってられないなーと、
仕事に対してこんな風に向き合うことができれば、幸せだと思います。
この上司の姿を見ているだけで、転職してよかったと思います。
3.人生最強の指導者!
miyaはんが学びを得ている方です。
何冊もの本を出版し、論文を書き、最高学府で教鞭をとられています。
教えを乞う度に、不足している部分に気づかされ必要な努力をするための前向きな気持ちになります。
言葉も思考過程も、この先生に出会わなければ人生はつまらないまま終わっていたような気がします。
一生の中で最大級の感謝の巡り合いで、学問だけではなく「人生の師」です。
10年後であっても、先生の足元にも及びませんが、教えを受けて多少なりとも人間として成熟していきたいと思います。
教育と研究に静かな情熱を燃やしながら、淡々と日々の課題に取り組む。
時には、自分を追い込み自分の中に眠る力を自分で開発させる。
あと10年をかけてそんな生き方を目指したいです。
テーマと少しずれますが、なぜ60代の先輩の姿に着目したかを書きます。
先日、「終身雇用制」に関する経済界の方の発言があり話題となっています。
miyaはんも若い頃は「就職したら一生安泰」と思っていた時期がありました。
でも、ある時から「何も考えず、一日のルーチンワークをこなすだけの自分」に気が付き、「このままでは人間としての成熟が停滞してしまうのではないか」と危機感を持ちました。
当然ですが、「一日のルーチンワーク」とは言っても、顧客サービスの質やクレーム対応など、課題は存在し工夫をこらす努力も必要です。
危機感を持ったのは「自分が考えなくとも組織が対処してくれる安泰感」です。
上司に相談すれば、組織の問題として自分の手から離れてゆく案件が多く、その組織に所属する限りにおいて個人の対応能力の成長は期待できませんでした。
当時の同僚は「安心して勤務することができるじゃない。あとは定年まで何事もなくいることができれば、再雇用できるし」と言っていましたがここにも疑問があり、転職が頭をよぎるようになったのです。
あと数年すれば、終身雇用制は大きく変化していくでしょう。
少子高齢社会で人材不足を補うために70歳までの就労者確保も検討されています。
AIの早期社会実装に向けた取り組みも進められています。
大きな転換期を迎えつつある日本社会の中で、
50代の自分ができること。
日々の暮らしを自分らしく生き生きと過ごすためには、を考えた時に
少し先を行く先輩たちの生活スタイルや思考、生き方を見つめてみようと思いました。
自分の人生を自分で大事にしている先輩たちの姿は、とても参考になります。
そして勇気づけられます。
miyaはんなりに人生を創っていきたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
皆さまにとって気持ちよく過ごせる1日となりますように!(^^)!