miyaはんです!(^^)!
ご訪問いただきましてありがとうございます。
時間が出来たので、地域にあるラドン温泉に行きました。
数年前からその存在を知り、健康維持に効果もあり、週末の空いた時間に車で10分くらいの山の中にあるラドン温泉入浴施設に通っています。
この施設を立ち上げて、昭和から平成と多くのお客さんを迎えてきたご主人が2年前に引退され、今は若ご主人が経営を引き継がれています。
しかし、(若ご主人が言うことには)「ここに関するよくない噂が広がっていて」宿泊客のキャンセルが続いている、というお話を聞いたこともありました。
前回行った時、施設のご主人が利用客の減少で週末のみの営業となることを嘆いており、
少しはお客さんの数が回復しているといいなーと思いながら
尋ねました。
ところが。
通りから建物につながる細い道がなくなっているのです。
細い道があったと思われる場所の前に車を停めて、歩いて何度か往復しても、山の斜面と斜めに茂る草むらや木々があるばかりで、道の気配すらない。
ただ、以前から道の横にあった施設の看板は立っていました。
まるで、「千と千尋の神隠し」の一場面のような。
別世界から両親を助け出して、人間世界に戻ってきた千尋が、ふとふりかえると、神々の世界に通じる道が忽然と消えてしまっている…
そんな場面を彷彿とさせる出来事です。
隣接する大きな寺院にお参りしながら、
ご住職に伺うと、
「先日の台風で、山崩れが発生して、道を埋めてしまった」とのこと。
けが人はおらず、しかも、音もなく一晩のうちに道が消えてしまっていたというお話でした。
ヒトの被害がなかったことは幸いでしたが、風景が一変するほどのことなのに、誰も気づかないうちに変わっていたことが不思議。
この科学が発達している現代社会においても、
こんなことが現実に起きているんだ、と、
不思議さと、怖さと、人智を超えた何か大きな力を感じずにはいられない景色でした。
ラドン温泉のお湯は、とても温まり、併設されている小さな食堂で近所のお母さんたちが手作りする素朴な田舎料理のランチをいただくのが、楽しみでした。
残念です。
でも、施設の方から電気ノコギリで作業をしている音が聞こえていました。
きっと再建し、営業も再開されることでしょう。
その日が早く訪れるように、祈願して帰宅しました。
災害だけではなく、いろいろなことが発生して、
昨日まであったことがなくなってしまう、経験は、
今を大切に、精いっぱい生きる、大事さを改めて認識させてくれます。
何でも、「次あるかどうかはわからない」のです。
今を精一杯、丁寧に、大事に生きる。
自然から教えられました。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
避難所生活を送られている方々の健康を祈ります。
早く、仮設住宅や災害公営住宅への移動が実現されますように。