miyaはんです。
いつの時代でも、どのような環境においても、ヒトとヒトとが関係するとき
人間関係の悩みがありますね。
最近は、親子や同級生間のトラブルで事件に発展しているケースも
少なくないようです。
相手との距離が近いほど、こじれてしまうと感情のたかぶりも
激しくなってしまうようです。
以前、学生の件でスクールカウンセラーの方と知り合った機会に
「人間は誰でもゆがんだ認知をもちます」と言われました。
その時に教えていただいた、
誰の中にもある“アンバランスな認知”を書いてみます。
1.べき思考
「~すべきだ」「~ねばならない」と、
必要以上に自分にプレッシャーをかけること。
「(自分の具合が悪くても)母親なのだから、子どものめんどうはみるべきだ」
とか。
「99点だったけど100点でなければ0点と同じだよ」とかね。
miyaはんが若い頃、この考えでガチガチになっていましたー。(-_-;)
自分自身も、とても苦しかったのを思い出します。
2.一般化しすぎること
少ない事実から、すべてが同じ結果になるだろうと結論づけてしまうこと。
1度や2度起こっただけの出来事を、常に当然のごとく起きるコトだと
思いこんでしまう。
思考停止に近いパターンですねー。
“いつも” とか “すべて” とか “絶対” というような
3.拡大解釈・過小評価
自分の欠点や失敗は拡大してとらえるが、
長所や成功はことさら小さくみること。
他人を見る場合は、その反対の見方になる。
たとえば、自分が失敗をしたら
『失敗ばかりのわたしは無能だ』と考えるのに、
他人が失敗をして落ち込んでいたら
『そんな失敗たいしたことないさ』と励まします。
というような、自分には厳しく、他人には寛容というのが例ですね。
4.全か無か思考、完全主義
ものごとを極端に白か黒かのどちらかに分ける。
完全にできなければ満足できず、少しのミスで全否定する。
『すべての仕事で良い結果を出さねばならない。
1つでも失敗があれば、他が成功していたとしても、
全て失敗したも同然なのだ』とか。
5.結論の飛躍
証拠が少ないにもかかわらず、思いついたことを信じ込むこと。
友人にラインをしたが、返事がないことを、「嫌われたに違いない」と
勝手に思い込んでしまう、とか。
また、だれにもわかるはずがない将来を決めつけてしまうような“先読みの誤り”も、結論の飛躍となります。
「ワタシは、一生不幸せだ」とか、「ワタシの運命は決まっている!」とか。
6.自分自身への関連づけ
なにかよくないことがおこると、ほかの理由を考慮せず、
自分のせいだと決めつける。
「天気が悪いのは、私が外出しようとしているからだ。どうせ雨オンナだし」
とか。
7.レッテルはり
ミスやうまくできなかったことの理由を冷静に考えず、
否定的なレッテルをはる。
朝食を準備できないだけで、「ワタシは主婦失格だ」と決めつける。
間違った認知にもとづいて、完全にネガティブな自己イメージをつくること。
…よくある、よくある^^;。
8.マイナス思考
なんでもないことや、どちらかというとよいことなのに、わるくすりかえる。
「今日は楽しかったねー、また会いましょ♡」と同僚からラインをもらっても
「本当はワタシに会いたいなんて思っているわけない。どうせ私がいなくても困らないから」などと考えてしまう。
9.感情的決めつけ
自分の感情のみにもとづいて、ものごとを判断すること。
「30点しかとれないなんて腹が立つ。
こんなムカつくテスト、何点だろうがどうでもいいよ」
以上です。
だれの中にもある歪んだものの捉え方ですが、こんな風にとらえて、
考えて、発言してしまえば、
おさまる話もおさまらなくなりますよね。
カウンセラーさんによると、疲労やストレスで簡単に認知は歪んでしまう
そうです。
体調管理は人間関係にも影響しますねー。
心理学、精神療法的な説明では、人間の思考はそもそもネガティブな方向に
向きたがるものなのだそうです。
だから、つとめて意識して明るくカルくユルく見て、
ふかーく考えていくことが大事です。
体調を整えつつ、ゆがみのないココロで生きていきたいです!(^^)!