miyaはんです。
学生を見ていると、数か月の期間で大きく成長を遂げる人とダラクしてしまう人に分かれます。
予備校なので、年齢や背景もさまざまです。
苦学生もいれば、経済的に豊かなご両親の援助を一身に受けている人など、同じ教室にいる学生の人数だけ人生があります(当然ですが)。
4月に入学してきて4ヵ月が経過しますが、あっという間に学力の差がついてしまいました。
miyaはんなりに分析してみました。
学力がついて成績がトップの学生は、以下の特徴を持っています。
・目標の明確化
・現実的な計画を立てる
・コツコツと日々の継続を重ねる
そして、成績下降の学生に共通する行動が以下の内容です。
判で押したように同じ行動をとります。
・試験の際に、記述式の問題を白紙で提出する
・アルバイトを週6日入れる
・忘れ物を親に届けてもらう
なんだろねー。
ともあれ、成績上位の学生の特徴を詳しく書いてみます。
目標の明確化
目標をより具体的にもつことは、成績が上がります。
既に「なりたい自分」のイメージができており、「なりたい自分」に近づくために、全ての日常行動が変化していきます。
これまで、テレビを見ていた時間にテキストを開く、授業中の教師の言葉に敏感になる、なりたい自分になるための多くの情報を得る感性を持つ…など、日常行動が変化します。
予備校入学時は、ただただ「4大に入学したい」という目標でした。
その背景にあるのは、親の期待や友人との比較です。
しかし、4ヵ月が経って今の目標は「医師になりたい」と具体化しています。
医師になるために、今の生活をどのように変えていこうかと、常に考え、行動してみて修正し、その繰り返しをしながら、医師になった自分に一歩ずつ近づいています。
アタマの中では、既に○○診療科の医師として活躍する自分になっているのでしょうね。
あこがれでも、目標でも、具体的なイメージを持つと人間はそのイメージに近づく行動を起こすものです。
現実的な計画を立てる
miyaはんも若いころよくやりましたが、
できない学生ほど、非現実的な計画を立てて、「やったつもり」になってしまうのです。
つまり、「試験期間中は、朝3時に起きて勉強する」とか。
昨日まで、0時すぎまで起きていて朝8時に起きていた人間が、いきなり3時起床なんてできるわけがない。
そんな、非現実的な計画をたてて、しかも立てただけでやり通したつもりになってしまうのです。
一方、成績上位の学生たちは、授業終了後は30分でも1時間でも自習室で勉強してから帰宅する、という小さな日々の目標を立てて実行しています。
最初から「2時間の勉強時間を毎日必ずとる!」等の大風呂敷は広げません。
でも、毎日やる、のです。
毎日やれる時間からはじめる、のです。
そうすると、1日目の「できた」という気持ちが、2日目の「今日もやろう」に結びつき、3日目からは1時間、2時間と夢中になれるのです。
最初は、「こんな程度」でいいので毎日継続すること、が大事です。
コツコツと日々の継続を重ねる
決めたことは、継続することです。
ただやることに楽しみを見出す力、とでもいうのでしょうか。
評価を求めず、自分がただやること。
それが実力になっていきます。
コツコツと、淡々と、粛々と。
ただ続けること。
その結果が、前期試験でトップの成績をもたらしています。
同級生より10歳年上の、真摯に努力する姿は、若い学生の刺激になっています。
後期が楽しみです。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
立秋ですね。まだまだ猛暑ですが、風のなかに秋を見つけたいです。