miyaはんです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
お住まいの地域の台風15号の影響はいかがでしょうか。
暴風域が完全に遠のくまで、どうぞご安全にお過ごしください。
先日の出張で、災害対策についての研修会に参加しました。
自衛隊の方の災害時活動報告を聞くことができました。
とてもわかりやすく、強く心に印象づけられました。
自衛隊の方による自衛隊の活動報告であり、ニュース報道とは異なる視点でまとめられた内容でした。
なぜ、こんなに強く感銘を受けたのか、考えてみました。
動画の活用
プレゼンにも動画が多用される時代となりました。
自衛隊の方のプレゼンは、最初から10分間のDVD(自衛隊の災害対応)を流し、その後の5分間で口頭で補足的な説明をする内容でした。
DVDは、災害発生の第一報が入り、情報収集と作戦会議のような場面から始まりました。
作戦会議では、(幹部の方でしょうか)多くの方々が真剣な表情で地図を覗き込み意見交換をしています。
DVDが始まってすぐに画面の中の世界に引き込まれ、なんだか自分もその場にいるような、研修会場全体も緊迫した空気に包まれました。
次に被災地内でのさまざまな救助活動と日常生活支援の場面が映し出されました。
救助活動は、夜を徹しての行方不明者の捜索です。
重機とヒト、災害救助犬の力を注ぎこんで、「行方不明者の方々を早期に発見してご家族のもとに返す」ことを目標に活動されていました。
人命第一であることが強く伝わってくる映像です。
ここでは、過去に自分が経験した大災害を思い出して涙があふれてしまいました。
被災地の住民さんたちへの食事や入浴施設の設営と運営の場面、そして被災地を撤収するまでの場面がBGMとともに構成されていました。
撤収の場面では、住民さんたちから笑顔で握手を求められる笑顔の隊員さんたちが映し出されています。
もう、涙腺崩壊。
DVD終了時には会場のあちらこちらから鼻をすする音が聞こえています。
皆、過去に経験した大災害でお世話になった自衛隊の方や、苦労した経験を思い出しているのです。
映画やテレビドラマとは全く違う、本物の現場の記録は心に直球で届きました。
それにしても、あんなに止まらない涙の意味は何だったのか…。
自衛隊の方々の活動に感謝し感動する涙で始まりましたが、最後の方は経験した自身の災害時の活動を整理するための涙だったような気がします。
ある意味こころのケア的な要素もあったのかもしれません。
災害経験の中でこころに積もったストレスは、1回や2回のケアでは払拭されないのです。
何度も何度も、アプローチも変えながら、少しずつケアして、最終的に自分で整理することができるようになるのが大事です。
今回はDVDを観て、また、整理することができました。
整理できるということが大きな学びとなりました。
ヒトに伝えるって、文字や言葉だけではないのですね。
臨場感が伝わるってとても大事。
活動報告、こころのケア、広報の一環として等々いろいろな要素が含められた10分間でした。
そして、訓練された組織の力強さを感じました。
息子がいれば、絶対に自衛隊を勧めていたと思います。
生まれ変わったら、自衛隊員も職業選択の一つにあげとこう(-_-;)
感動したDVDでした。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました。
台風一過、暑くなりそうですね。
体調管理を適切に、養生してまいりましょう!(^^)!