研究

それでも続ける

miyaはんです!(^^)!

 

久しぶりに、大学院の同級生と会いました。

いつになく、元気がなくて、表情も沈んでいます。

言葉に覇気がなく、ため息も…。

 

聞くと、研究が進んでいない、とのこと。

そのせいか、指導教授とのコミュニケーションも、

滞りがちで、

パソコンを開くのさえ、おっくうになり、

ゼミの準備もできないまま、

時間だけが過ぎてしまっている…

そのような状況を、ぽつりぽつりと話してくれました。

 

その言葉の背後のある気持ちは、

「なぜ、分析が進まないのだろう」

「自分のやり方が間違っているのか」

という省察と、

「なぜ、先生は導いてくれないのだろう」

という気持ちが見え隠れしていました。

 

あります。そういうこと。

 

どうしようもない、迷路に入り込んでしまい、

泣き叫び、周囲の人々や環境を責めて、

自分も嫌になってしまう時、あります。

 

特に、時間の制限がかかり、

猛烈に追い込まれている時。

 

 

…それでも、やり続けるんです。

車を運転しながら、叫び、ココロの汚れを吐き出して、

抵抗する自分を感じながら、パソコンを開き、

文献を読み、頭をかきむしり、

1分でも長く、向き合うことを続ける。

 

すると、やっぱり見えてくる何かがある。

 

それが、退避の決定につながることもあるかもしれない。

でも、ぐじぐじと悩んでいるよりは、まし。

 

同級生は、最後にこんな言葉を口にしていました。

「自分にできるだけのことはやる。だけど、時間のゴールがきたら、満期退学も致し方ないし、論文はその後でも書けるから」

 

過度の励ましは控えるけれど、

彼が、元の路に戻ることを、ココロの底で祈ります。

 

研究は、山あり、谷あり、自分の中に鬼が出てくることもあれば、

歩く過程で蛇に遭遇することもあります。

人生の修行、と同じかも。

怖い、イヤなことばかりではなく、

扉を自分の手で開く楽しみもあるから、

そして、その先には、これまで見たことのない

世界がある。

それを見たくて、感じたくて、ワタシは続けているのかもしれません。

見たことのない世界の最たるものは、

自分自身です。

 

今日も小さな養生を、コツコツと、淡々と。

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

人気ブログランキング

ABOUT ME
miyaはん
日本在住の50代女性です。 50歳の誕生日に思い立ち、大学院で学びはじめました。研究にとりくむ傍ら、予備校の講師として仕事する毎日です。これからの人生の輝きを保つための心身の健康づくりをテーマに書いていきます。