miyaはんです。
土用の丑の日、うなぎをいただきました。
友人と平日ランチの時間帯に出かけました。
11時。
いつか行きたいと憧れていたお店に(予約なしで)行ってみると、
既に行列が。
うな重6000円とか、白焼き8000円とか、超高級なのに、平日11時で行列、しかも「本日満席」と看板が出ています。
お店の方に待ち時間を聞いてみると、2時間と言われあっさりとあきらめました。
こんなに美味しそうな香ばしい香りをかぎながら、2時間も待つというのは拷問に等しい。
あっさりとあきらめて、次の候補のお店に行きました。
そして、めでたく入店♡。
ランチメニュー(限定10コ) うな重 1600円。
限定10人に入ることができました。
深みのあるお重、お吸い物、香の物、食後のコーヒーで1600円。
待っている間、テーブル上の「うなぎの読み物」に目を通し、うなぎについて学習しました。
うなぎの旬
てっきり、今の季節(夏)かと思い込んでいましたら、
うなぎの旬は、秋から冬にかけて、なのだそうですね。
寒くなる時期、栄養と脂を蓄えるのだそうです。
だから、今の時期の天然うなぎは少しやせているとか。
そして、生まれてから捕獲されるまでずっと川で生きているのかと思っていたら、違う違う。
- 産卵場所は、太平洋の真ん中
- ふ化すると透明な仔魚(しぎょ)と言われる小魚の姿で、太平洋を回遊する
- さらに、稚魚(ちぎょ)となり、東アジア近海にやってくる
- 日本、台湾、中国、韓国などの川に向かう
- 日本では、鹿児島、宮崎、高知、静岡の川を遡上するうちに、腹部が黄白色の「黄うなぎ」と成長する
- 5~10年すると、腹部が黒っぽくなり「銀うなぎ」と呼ばれる姿になる
- この後、川を下りまた太平洋に出て、産卵場所に行く
こんな感じでした。
全然知らなかった。世界を巡っているのですね。海と川と。
養殖うなぎが99%
私たちの口に入るのは、ほとんどが養殖うなぎなのだそうです。
でも、そもそもうなぎをいただく機会があまりにも少ないために、
前回いただいたうなぎの味も思い出せないくらいです。
なので、天然だろうが、養殖ものだろうが、その時食べておいしければそれでヨシ!なのです。
本日いただいたランチメニューは、「坂東太郎」といううなぎでした。
坂東太郎さん
ばんどうたろうって誰?
友人とふたり、首をかしげながらグーグル先生に聞きました。
するとなんとっ
養殖うなぎの高級銘柄だった。
【名前の由来】
- 利根川の異名で、「坂東(関東)にある日本で一番大きい川」の意
- 常陸の戦国大名「佐竹義重」の異称
- 江戸時代の江戸の方言で、夏に出る白雲(入道雲)のこと
- ある会社が持つ養殖ウナギのブランド名称
- 北関東を中心にチェーン展開しているファミレスの名称
ウィキペディア より
どうやら、④のようです。
そして、坂東太郎ウナギに関して検索してみると、
「天然ものより断然美味!」とか、「庶民のウナギ」とか魅力的なホメ言葉が連なっています。
たしかに、うな重を1600円でいただけるとは、初体験です。
まさか、ごはんにのってくるのは、しっぽの切れ端じゃないでしょうねー、なんて、冗談を言い合いながら、登場を待ちました。
初対面で大満足♡
「おまたせしましたー」の声とともに、登場です。
いただきます、と手を合わせ、ドキドキしながらお重の蓋を開けます。
すると、盛りのよいごはんを覆い尽くす坂東太郎の姿。
しかも、ごはんは二段になっており、途中にも坂東太郎がはさまれています。
箸をつけると、ふんわりやわらかく、口にいれるとほろほろと崩れて溶けていきました。
ごはんは、香ばしい香りとたれが沁みており、少し小粒のお米で硬めに炊いてあります。
一口目で「美味しい!」と目を合わせて、あとは夢中で口に運びました。
脂はしつこくなく、生臭みも全くなくて、箸休めの香の物にも手を付けずに一気に平らげました。
夢中でいただいたけれど、ごはんの量もたつぷりで、あとから少し胸やけがするかなと心配しましたが、それも全くなく、ゲップも出ません。
良質のものをいただくと、消化機能も正常に働き、滞ることなく消化吸収するのですねー。
夏のお楽しみを堪能しました。
ビタミンも補給され、疲労回復。
午後の仕事も一気に片付けることができましたー。
お店の中は、サラリーマンの方や高齢のご婦人のグループ、お一人で食事を楽しまれている方、若いファミリー等々、うなぎを目的に集まった人々でほぼ満席でした。
季節の行事として、旬のものをいただくっていいですね。
日本人であることを確認する時間でした。
誘ってくれた友人に感謝です。
さあ、梅雨も明けて、各地で37℃越えの記録が報告されています。
熱中症も報道されており、水分を上手に摂って元気にまいりましょう。
明日は花火大会。
帰省の方の車も増えています。
交通安全に注意して、夏本番を楽しみましょう!(^^)!