miyaはんです。
半世紀生きていると、どうしても見栄やプライドが邪魔をして、
素直な自分が出せない時があります。
隠し続けている時間が長くなればなるほど、自分でさえも、素直な自分の
気持ちがわからなくなってしまう。
少し立ち止まって、こんな自分なのだから誰にホメてもらわなくとも、
自分が満足すればそれでいい、と気づけばいいのですが、つい隣のヒトと
比較してあーだこーだと苦しんでいる50代です。
さらに、必要以上に自分を憐れんだり、その一方で権利をふりかざしたり。
ほんとに、「素直に生きる」って難しい…。
世の中の先輩方は、どうやって乗り越えたのでしょう。
尊敬する人の言葉を思い出してみます。
コンドリーザ・ライスさん
アメリカ合衆国の政治学者・政治家であり、国家安全保障問題大統領補佐官、
国務長官などを歴任しました。
現在は、スタンフォード大学の教授をされています。
アフリカ系アメリカ人の女性としては、初の国務長官と言われています。
この方の言葉でいつも勇気づけられるのは、
「体制の中にある不平等を克服するには、人の二倍優秀でなければいけない。」
人の二倍優秀であるためには、その何倍もの努力が必要です。
こういう努力が必要だよ、と言われれば、きっと素直に努力したのでしょうね。
その努力を自分はしているのか、と自問します。
64歳になる方ですが、おそらく今も楽しみながら努力を続けておられる姿が
容易にイメージできます。
スコット・フィッツジェラルドさん
アメリカの小説家の方です。
「誰かのことを批判したくなったときには、世間のすべての人がおまえのように恵まれているわけではないということをちょっと思いだしてみるのだ」
ほんとにね。
自分は恵まれている、という感謝の気持ちが薄くなっていると、
他人をうらやみ、妬み、批判したくなる。
そうして自分の立ち位置を上に持ち上げて、優位であると思い込む、
そんないやーな気持ちになった時に、読み返す言葉です。
自分の存在は、自分が一番大事にしなければならず、しかも、他のヒトも
同様に大事にするべき存在。
何事にも優劣をつけたがる自分がいて、困りますねー。
ネルソン・マンデラさん
南アフリカの政治家であり、ノーベル平和賞受賞者です。
「生きるうえで最も偉大な栄光は、決して転ばないことにあるのではない。転ぶたびに起き上がり続けることにある」
失敗を恐れて動けなくなっている自分がうらめしい。
失敗したら、転んだらまた立ち上がって一歩を踏み出せばいいだけなのに。
いろいろ考えずに、素直にまた歩き出せばいいだけなのにねー。
それでも気持ちが落ちる日は…
美味しいものをいただいても、
先人の名言に触れても、
きれいな景色を目にしても、
それでも、落ち続けるいやな気分から抜け出せない日は、
カラダがものすごく疲れてエネルギーが枯渇しているのです。
素直な自分って、子どものころのような純粋なみずみずしさを持っているはず。
どろどろの妬ましい自分になりたがるのは、疲れている証拠。
そんな日は、こういう日もあるさと、
いさぎよく、あきらめる。
せめて最後にいさぎよく今の自分を素直にみつめて今日を終わらせましょう。
さっさと帰って寝てしまいましょう!
これができるのが50代ですから。
明日は、今日よりもずっと素直なワタシで目が覚めますように!(^^)!