miyaはんです。
ご訪問いただきましてありがとうございます。
台風19号の被害が拡大しています。
被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。
過去の震災で、1か月の間、避難所生活を経験しました。
現在、避難所での生活を余儀なくされている方も多数で、
台風が過ぎ去り、一気に季節が深まっています。
自分の避難所生活の経験をもとに、
避難所において健康を維持するための留意点をまとめます。
カラダを冷やさない
避難所は、体育館や公民館の床張りになっている場所に設置されており、
床の上にブルーシートを敷いて座布団の上に座って過ごす時間が多いです。
夏でもひんやりする場所なので、季節が進んでいる現在は足元から冷えていきます。
- 床の上に座る場合は、敷物(タオルでも可)を幾重にも重ねる
- 椅子に座る場合は、足台を使用する
- (あれば)厚手のくつ下や、足元を温めるカイロなどを使用する
- 座ったままの時間を短く、時々立ってあちこち歩く
- 睡眠時も、敷物を幾重にも重ねた上で横になる
- 保温シートで足元を覆う
避難時は、大雨の中、着の身着のままとりあえず避難所に向かわれた方も多いでしょう。
自宅に戻ることが可能ならば、首に巻いたり足元や腰の保温に利用できるものを準備しましょう。
カラダを冷やさないことが肝心です。
うがいと手洗いとマスク
報道で見る限り、体育館などに一人1畳もないスペースで大勢の方が避難されています。
間仕切りもない場所では、風邪やお腹の不調があっという間に広がります。
うがいと手洗いとマスクです。
避難所の水場にアルコール消毒液が設置されている場合には、これも利用しましょう。
マスクは、乾燥した空気から喉を守ります。
眠るときにもマスクをして、喉の乾燥を防ぎましょう。
また、うがいをする際は塩を一つまみ入れた水やぬるま湯で、鼻側と喉側の両方を丁寧に洗い流す意識で、起床時と外から帰った時と寝る前にできればいいですね。
鼻側を洗い流すと、鼻水がたくさん出てきます。
しっかり鼻をかんで、マスクで湿度を保持することで風邪予防になります。
睡眠は大事
周囲がざわざわして、熟睡できない環境かもしれません。
寝袋等、個室環境がつくれるモノがあればいいですが、
なければ、タオルやアイマスクで目を覆い耳栓をして毛布をかぶって、
避難所でも通常の就寝時間に眠りにつきましょう。
ご近所の方と情報交換もしたくなりますが、
自分のカラダの決まった時刻に「眠る」「食べる」「排せつする」のが健康維持の基本です。
他のヒトとの関係も大事ですが、まずは自分のカラダの管理です。
避難所の開設者・責任者の方へ
- 女性しか使用できない個室を一部屋設置してください。
- トイレは明るくして防犯対策をしっかり。
- 自治体に要請して避難所入り口に、マスク・アルコール消毒薬を置いてください。
- 避難の長期化を予測して、炊き出しや入浴設備など日常生活を取り戻す支援を要請してください。
- 避難者の方々が、必要時にすぐに医療サービスを受けることができるよう、担当の保健師さんや近隣の医療施設を確認しておきましょう。
土地に流れ込んだ水がはやく引いて、避難されている方がはやく日常を取り戻されることを祈ります。