miyaはんです。
長年腰痛に悩んできました。
仕事が忙しかったり、強くストレスがかかると「こし」が痛みます。
痛みの種類も、痛む時間帯もさまざまで、いろいろな対処法を経験してきました。
どれも、それなりに効果はありますが対処法を間違えると数日起き上がれなくなってしまった時もあります。(-_-;)
腰痛で悩む皆さまに、腰痛持ちとしての情報提供をいたします。
1.はじめての腰痛は、病院の整形外科を受診しましょう
腰痛の原因として考えられているものは沢山あります。
日本整形外科学会の資料によると、
- 腰(脊柱)に由来するもの
- 腰以外に由来するもの に分類されており、
【腰(脊柱)に由来するもの】として、
- 側弯症、腰椎分離症、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、などの整形外科的な病気からくる腰痛 (漢字多し! (-_-;))
【腰以外に由来するもの】として、
- 解離性大動脈瘤などの血管の病気、尿管結石などの泌尿器科の病気、子宮筋腫などの婦人科の病気、などの内臓の病気からくる腰痛 (やはり漢字多し! 泣)
が挙げられています。
整形外科で治療できる病気なのか、内臓から由来する病気なのかを識別するために、多くの検査が実施されます。
レントゲン写真や、CT検査、血液検査、尿検査まで!!
そしてその検査の結果が出るのを待ち、診察があります。
腰痛を抱えながらの診察待ち時間は長いですねー。
miyaはんも、10年前に一度受診し、腰椎すべり症と診断されてシップと鎮痛剤を処方されました。
隣の処置室では、別の病名がついた方が「神経根ブロック」の処置を受けていました。
ちょうど、しっぽの根本にあたるおしりの部分に注射するのだそうです。
これが効くと、痛みはすっきり消えるのだとか。
2週間くらいで徐々に痛みは戻ると、その方は言って、痛みが消えてさっぱりした表情で帰っていきました。
2. AKAってご存知ですか?
AKA「関節運動学的アプローチ」
人間の身体には200もの関節があるそうです。
一つ一つの関節の間には、わずかな空間(アソビの隙間)があり、
この関節運動(遊び、回転、滑り、回旋)の異常を治療し、
関節面の運動の異常を治療したり、
関節面の運動がスムーズにおこなえるよう誘導したりする方法が
AKA「関節運動学的アプローチ」とのことです。
AKAの“博田法”を考案した博田医師によると、
腰痛の80%以上が仙腸関節の機能障害が原因で、
しかし、実際には、”ヘルニア”と診断され、手術を受けるはずだった患者様の8割が、AKA(仙骨矯正)によって痛みが消滅し、手術の必要性がなくなった、そうです。
AKAは、仙腸関節のすき間を、触れられているとわずかに感じる程度の力で軽く広げたり
関節面の上に手を滑らせる手技を繰り返し、全くの無痛で治療が進められ、
仙腸関節の可動域が正常に戻り、仙腸関節の不自然な固定(ロック)が解除され腰痛も改善するそうです。
3.東洋医学の神秘
注射が怖いmiyaはんは、腰痛がひどくなっても整形外科を受診する気になれません。
針も、怖いことは怖いけれど、お尻の骨に注射されるよりはまだいいと考えて、
友人の紹介で、接骨院を訪ねてみました。
問診が終了して、診察台に仰向けになると、早速お腹に針を打たれます。
…感じない。
針の「チクッ」すらも感じません。^_^;
あっという間に胃の部分に6本くらいの針が見えます。
腰の治療なのに、なぜお腹?
疑問を先生に聞いてみると、
「お腹がカタくなっていると、腰に負担がかかるから、まずお腹のカタさをとります」
だそうです。
そして不思議なことに、針を打って3分後くらいから、恥ずかしいくらいに腸が動き出したのです。
「ぎゅるるる~!」と眠れる獅子が覚醒したかのように吠え続ける私の腸。
なによ、なんなの?
そうしているうちに、冷え症で冷たかった足が温まり始めました。
30年前の機能を思い出したように、温かい血液が巡り、消化管が動きます。
今度は、うつ伏せになって背中に針とお灸。
こちらも、痛みや熱さは感じることなく、じんわり「気持ちいい♡」が広がります。
そして、いよいよ最も痛い左の腰への針治療。
右側を下にして横になって、左の腰から足の付け根の外側に向けて数本、お尻の上部に数本、指圧で痛みのポイントを確認しながら針が打たれます。
そして、初回の治療は2時間かかって終了しました。
大変だったのは、その後でした。
立ち上がると、重力に抵抗する筋肉と関節がありました。
痛重苦しい(-_-;)
車の運転席で冷や汗を出しながら、ようやく自宅に帰りました。
すぐにお風呂に入ると、一気に数段階の痛みが消えて、身体の動きもスムーズになり、
「あれ、今の運転中の苦しさはなんだったの?」と、嘘のような身体のラクさ。
筋肉のカタさがほぐれています。
そして、驚きは翌朝の起床時の身体感覚です。
痛みは多少残っていましたが、身体の軽いこと、動きがスムーズなこと。
痛みの質が、「増悪」ではなく「限定」され快方に向かっている実感がありました。
深呼吸すると、背骨がボキッと音を立てて空気が肺の奥まで入っていくのがわかります。
不思議。 元の身体に戻っていく感覚。 なんか嬉しい気持ち。
東洋医学の神秘。
治療はこれからも続きます。
自分の身体組織が、鍼灸治療にどのように反応していくのか楽しみです。
鍼灸治療はこれからもレポートを続けていきますね!(^^)!